現代型うつ病への対応の要点

・うつ病から回復するためには、一般的に休養することが大切だと言われています。しかし現代型うつ病では、休養することがいつもよいとは限りません。病状によっては、多少つらくても仕事や家事をしながら生活のリズムを整えた方がよい場合もあります。

・周囲の人は、病気による症状やつらさを理解する必要はありますが、患者に合わせ過ぎず、言うべきことは言うなど、過保護にしないという態度が求められます。

・現代型うつ病をもつ人の中には、うつ症状のために家事や育児はできないと訴える一方で、自分の好きなことには熱中できたり、他者からの批判に敏感で、ちょっとした言動にキレることもあります。援助者といえど、その人に対して陰性感情を抱くこともあるでしょう。

・陰性感情を感じることは仕方ないかもしれません。大事なことはそれを抑えつけずに、自覚することです。客観的に自分の感情を認識することで、相手と心理的距離をとることが可能になります。

・現代型うつ病であっても、うつ症状はやはり大変つらいものです。一般的になかなか回復しないために、本人も周囲の人も疲弊し、焦りを感じることも少なくないでしょう。相手と適切な心理的距離を保ちつつ、回復を信じ、気長に寄り添う援助が求められます。

コラム

【うつ病はわかりにくい】
【うつ病のタイプ】
【現代型うつ病について】
【現代型うつ病への対応の要点】
【既往の確認】
【うつ病と合併する疾患、障害】
【うつ病と身体症状】

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