現代型うつ病について

・近年、現代型うつ病(非定型うつ病、ディスチミア親和型うつ病、未熟型うつ病、逃避 型うつ病など)が増加していると言われています。

・現代型うつ病は、メランコリー親和型うつ病(従来型のうつ病)をもつ人への対応(休養、服薬を中心としたもの)では、なかなか回復しません。 また薬物への反応も多くは部分的効果にとどまると言われています。

・現代型うつ病になる人の病前性格としては、自分自身への愛着、規範に対して「ストレスである」と抵抗する、秩序の否定的感情と漠然とした万能感、もともと仕事熱心でないなどがあげられます。

・症状は、不全感と倦怠、回避と他罰的感情(他者への非難)、衝動的な自傷(一方で軽やかな自殺企図)が特徴です。

・ 治療経過では、初期からうつ病の診断に協力的、慢性化しやすいという特徴があります。

(参考:樽見伸「現代社会が生む“ディスチミア親和型”」臨床精神医学34, 687-994, 2006)


コラム

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