自己診断表の項目にあてはまっていることに気づいたとき

自己診断表の項目にあてはまっていることに気づいたときに、どうしたらよいか?

症状は2週間以上続いていますか?

いつ頃からしんどくなったかを確認しましょう。2週間以上続いているようなら、うつ病の可能性があります。

・特に抑うつ感(1日中気分が落ち込んでいる、空しい、悲しい、理由もなく泣けてくるなどの症状)、興味・関心の低下(何をしても楽しくない、以前は興味を持っていたことに関心が向かないなど)があるときは要注意です。

心配しすぎないで

・もし、うつ病の症状が2週間以上あっても、深刻になりすぎたり、焦らないことが大切です。うつ病は、適切な対処やサポート、あるいは治療によって回復していくものであることを思い出してください。

休みましょう

・でも、放っておいてはいけません。
・まずは、とにかく休むことが大事です。家事も育児も完璧でなくてもよい、と自分に言ってあげましょう。軽い抑うつ気分であれば、しばらく休養すれば回復していきます。

後回しにしましょう

後回しにして良いものは何か確認してみましょう。自分で考えがまとまらないときは、相談できる人に手伝ってもらいましょう。そして、実際に後回しにしましょう。

助けてもらいましょう

助けを得ましょう。あなたを実際に助けてくれる人は誰ですか?夫?母親?姉妹?友人?地域には、さまざまな子育て支援があります。子育てや家事から少しの時間でも解放される時間、自分だけの時間を作りましょう。

・助けを求めることが苦手な人もいます。こんなことで弱音を吐いてはいけないと思う人もいるかも知れません。みんな頑張っているのだから、と無理をしてしまうこともあるでしょう。だけど、うつ状態のときは、無理をしてはいけません。それ以上頑張ると、心も体ももっとしんどくなってきます。

 うつ病が重くなれば、家事や育児をすることが本当に困難になり、状態によっては入院治療が必要になることもあります。うつ病にならないように、もしうつ病になっても重症化する前に、つまり多少余裕があるなと思える時に、少しずつ助けてもらっておくことが大切なのです。

つらい気持ちを伝えましょう

自分がつらいことを誰かに伝えることも大切です。つらさをわかってくれる人は誰ですか?夫?母親?姉妹?友人?助産師さん?保健師さん?地域には女性センター(男女共同参画センター)や保健センターの相談窓口もあります。インターネット上にサポートネットワークもあります(リンク : ママブルーネットワーク)。話しても安全な人をみつけて、自分の思いを話してみましょう。

リラックス

・意識して、心と体をリラックスしてあげましょう。テレビを見る、音楽を聴く、DVDを見る、ゲームをする、友人と話す、アロマセラピー・・・、自分が楽になれる方法なら何でもOKです。ゆっくりと深呼吸することでもリラクゼーション効果があります。

専門家に相談しよう

・2週間以上うつ病の症状が続いていて、子育てや家事が思うようにできない時には、できるだけ早く専門家(精神科医または心療内科医)に相談しましょう。誰に相談してよいか分からないときは、地域の保健センター、保健所、精神保健福祉センターに問い合わせてみましょう。

・状態によっては、抗うつ薬とよばれるお薬を用いた治療が必要になる時もあります。

・授乳もしたいし、できれば薬を使いたくないと言われる女性は少なくありません。
・ですが、抗うつ薬は、その薬を使わない場合よりも速やかにうつ症状を軽減してくれます。うつ症状が軽減すれば、子育てや家事をすることも楽になります。
 薬を使わないことで、苦しい思いが続き、子育てや家事も十分できない時間が長くなる・・・それよりも、思いきってお薬を服用した方が、結果的にあなたや家族を早く楽にしてくれます。 どんな病気でもそうですが、早期に対処することで、重症化を防ぎ、回復も早くなります。

 

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