産後うつ病とは

1) 産後うつ病とは

・産後数週間後から起きやすくなり、産後3ヵ月頃までに抑うつ状態に陥り、物事に対する興味や楽しみを感じなくなる病気です。
マタニティ・ブルーズと異なり一過性ではなく、2週間以上持続する状態になると産後うつ病が考えられます。

・産後うつ病は、出産後の女性の10%〜15%にみられます。

・産後うつ病の原因ははっきりわかっていません。妊娠・出産によるホルモンバランスの急激な変化や心理的なストレスをはじめさまざまな要因が相互に影響し合って発症すると考えられています。ひとつの原因で発症することはありませんので、原因探しをしても意味がありません。

・うつ病は誰もが発症する可能性のある病気です。したがって「心の弱さ、性格、あるいは育ち方に問題があるからうつ病になる」というのは、大きな誤解です。

・うつ病は、さまざまな原因が互いに影響しあった結果,脳内の神経伝達物質のバランスが障害されている状態です。決して「怠け」や「気持ち」の問題ではありません。適切なケア,治療が必要な「病気」なのです。


【 産後うつ病の症状】

<<ケース1>>

「子どもを産んで3カ月になります。このところずっと体がだるくて、何もやる気がしないんです。 おっぱいをあげているので、食べなきゃいけないと思うんですけど、食べられない・・・。 家事も何とかしていますけど、すごく時間がかかるんですよね。実家の母に、なんだか動きが鈍くなったって言われました。子どもが泣いていてもどうしていいかわからなくなって・・・。考えがまとまらないんです。私って母親失格ですよね。この子のためにも私がいない方が良いんじゃないかって・・・。こんなこと誰にも言えないけど・・・、毎日が本当につらいです。」


このように、うつ病になると、著しい気分の落ち込みや、興味・関心の低下がずっと続きます(2週間以上)。

そのほか、著しい食欲や体重の変化(減少あるいは増加)、睡眠時間や睡眠の質の変化(眠れないあるいはずっと眠い)、気分や行動の焦り、または、鈍さ疲れやすさや気力の減退自分には価値がないと感じたり、不適切なくらい自分を責める考えられなくなる、集中できない、決断できない死にたくなる というような症状がみられます。(症状の出方は人によって異なります)

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