「うつ」とのつき合い方

うつの波と付き合う: うつ病の症状には波があります。良くなったと思ったら、また少し落ち込んで・・・、ということを何度か繰り返すうちに徐々に回復していくものです。
 良くなった後に、また状態が悪くなると、気分はさらに落ち込みがちになると思いますが、それがうつ病の特徴でもあります。あせらないことが肝心です。

重要な決定はしない: うつ病になると、症状によって物事を悲観的にとらえてしまいがちになります。時には、仕事を辞めるしかないのではないか、離婚した方が良いのではないか、思い切って引っ越した方が楽になれるのでは・・・と考えることもあるかもしれません。
 しかし、うつ病は思考力を低下させます。無理に考えようとすることが、うつ病の悪化を招くこともあります。また、うつ病は、物事の捉え方をゆがめてしまいがちです。その時にした決定を、後で後悔する可能性も高いでしょう。可能であれば、重要なことは回復後に決定することをお勧めします。

再発は少なくない: うつ病は再発しやすい病気であると言われています。心配し過ぎてはいけませんが、そのことを踏まえて、再発予防を心がけることが大切です。そのためにも無理しすぎない、勝手な判断で服薬をやめないようにしましょう。

心身の兆しに気づく: 心と体が疲れてくると、イライラしたり、憂うつになったり、不安が増したりします。体がだるくなったり、食欲が低下したり、睡眠が障害されたりすることもあるでしょう。身体症状(肩こり、頭痛など)が出る場合もあります。
 自分のことをダメだと思ったり、他人が良く見えたりすることもあります。人によって、疲れが溜まってきたときに生じる症状は少しずつ違います。自分は疲れるとどうなるか、自分の症状やパターンを知っておきましょう。

かかりつけ医をもとう: 先に述べたように、うつ病は再発しやすい病気です。本当にしんどくなってから、あらためて病院を探すことはなかなか難しいです。何か気になる、あるいは2人目を妊娠したというときに、相談できる「かかりつけ医」を、前もって見つけておくと安心ですね。

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